解決策は必ずある

介護職員として働く人の多くはサービス残業の悩みを持っています。時間ギリギリまで働き、日報などの作成は時間外労働となるといったケースが多いようです。また要介護者の生活介助や身体介護が時間内に終わらなかったというケースも見られます。また、次の時間の介護職員へ引き継ぐための準備が手間取るといったこともサービス残業の要因となるようです。

働いても対価が得られないサービス残業は、ヒヤリハット案件を生み出すリスクがあります。結果的に、周囲の介護職員を巻き込み悪循環に陥ることでしょう。サービス残業が悩みという介護従事者の解決策として、業務の改善提案が第一に挙げられます。無駄だと思われる仕事を省く、ほかの担当者に移管するといった方法があります。日報等を手書きではなく、WEB管理に切り替えるだけでもサービス残業が減らせる可能性があります。また、正職員からパート（時間給労働）へ働き方を変えることで解決できることもあります。しかし、給与面の待遇が大きく下がってしまう可能性があるのでおすすめはできません。また、正職員もパート職員もサービス残業の比率が変わらないという現場も多いことでしょう。
有益なのは、思い切って職場を変えることです。介護職を専門に扱う転職エージェントなどを利用することで、サービス残業が少ない職場へ入職できる可能性が高まります。サービス残業の主な要因としては、施設で働く介護従事者が少ないといった点です。人員が多い介護事業所へ移ることで、時間内の働き方を目指せます。