利用者との別れが辛い
介護職に就いた方の中には、「高齢者を少しでもサポートしたい」と考え、この業界に入った方もいると思います。「利用者が少しずつ元気になっていく姿を見ると、仕事へのやりがいを感じられる」という方も多いでしょう。しかし、施設などで働く場合には、利用者の死に直面してしまうこともあります。特に、介護職になりたての方にとっては、この別れが辛く、「この仕事を続けるのは辛い」と感じる方も多いのではないでしょうか。
実は、介護職に携わっている方の離職理由の中には利用者の死が辛いという方も多いんですよ。毎日接していた方が亡くなれば、当然辛いものですよね。「この辛さを何度も乗り越えるのは大変」と感じ、離職を考える方もいるでしょう。施設によっては終末期を迎える利用者のケアが主となっているところもありますから、こういった施設で仕事をしていると何度も死に立ち会うことになり、「辛い」と感じる方も多いでしょう。利用者が亡くなると、「もっと何か出来たのではないだろうか?」「自分の介護が悪かったのでは?」と後悔してしまうこともあるでしょう。中には、逆に「死に慣れてしまうことが怖い」と感じ、離職をする方もいるんですよ。
こういった苦労というのは、なかなか慣れない乗り越えにくいものとなりますが、利用者を送り出すというのも立派な仕事の一つです。もちろん、一人で対応していくわけではありませんから、チーム一丸となって支え合いながら対応していくことで、この辛さは少しずつ軽減することが出来るでしょう。この苦労を乗り越えるためには、何よりも仲間の存在が重要となるかもしれませんね。